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  • 2014.06.04第1部 大規模角型ステンレス製配水池の概要

    1.はじめに

    角型ステンレス配水池は、水道施設として普及してきたが次第に

    大容量のもの迄施工されるようになってきた。平成20年6月には

    徳島県松茂町浄水場改良工事にて(幅48m、奥幅21m、高さ10m)

    容量10,000m³級(有効容量9500m³)の配水池が完成した。

    タンクの外壁は1m×1mの成形パネルの溶接構造で、

    タンクの内部補強は水平材を極力用いず、

    壁自立型構造とした。同配水池の容量は国内最大級で、

    補強方法も日本初の試みである。

    以下では、このタンクの設計及び施工について報告する。

    2.構造設計

    従来の角型タンクの内部構造では、図1に示すように水平材(破線)

    とブレース材は常時の静水圧、地震時の動水圧を

    それぞれに負担させるように設計する。水平材とブレース材が連結されて

    いるので、実際に常時の静水圧が作用した場合、水平材は勿論、

    ブレース材にも応力が発生する。即ち、水平材とブレース材は共同で

    静水圧荷重に抵抗することになる。小容量のタンクの場合、

    水平材が静水圧の殆どを負担するので、

    容量が大きくなるにつれて、水平材の静水圧の負担分が

    減少し、同時にブレース材の静水圧負担分が大きくなる。

    例えば、タンクの幅50mの場合、水平材は静水圧の2、3割しか

    負担していないことが明らかになった。大容量配水池の耐震設計に

    当たっては、上述の負担状況を考慮して水平材とブレース材の

    断面設計を行わなければならない。

    このため、今回の配水池は図1の破線で示す水平材(最上段を除く)を

    設置せず、静水圧の全部を

    ブレース材に負担させる「壁自立型構造」とした。

    スクリーンショット(2013-11-15 18.54.25)

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