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  • 2014.03.12第1部 配水池の停滞水の効果的な解消法

    -有孔壁法及びその効果の評価-

    1.はじめに

    大型配水池においては、その形状に係わらず池内に死水と呼ばれる停滞水が発生する。これは流入側一点か

    ら流出側一点への直線的な流れ特性によるもので、停滞水防止の為に、迂回板を設けるのが一般的である。し

    かし、迂回板を用いる方法が最適かどうかに関する研究が少ない。弊社では迂回板による停滞水防止とは異な

    る、有孔壁を用いた新しい方法を開発した。これは完全に仕切った壁面に連通管を用いて隣り合う2槽を連通

    させる方法で、本稿では、従来方法と新方法を比較評価するものである。

    2.数値流体解析及び水理模型実験

    配水池内の貯水の停滞程度は、流速分布及び短絡流の有無によって強く影響されている。両

    方法の池内流速分布の数値流体解析で使用したモデルルは、1500m3(30×10×5H)実寸配水池で

    ある。両方法の入れ替わり特性のトレーサー水理実験で使用したモデルは図1に示した実寸配

    水池の1/30、迂回板と有効壁の入れ替え可能な水理模型である。また比較の為、同水理模型

    について、数値流体解析を行った。但し、実験及び解析に当たって定常流条件で行い、流入口を底板近傍にて開放させた。

    スクリーンショット(2013-11-12 18.46.55)

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